日本電信電話株式会社(以下、NTT)とマイクロソフトコーポレーション(以下、マイクロソフト)は、顧客のデジタルトランスフォーメンション(以下、DX)を推進する、セキュアで信頼性の高いソリューションの提供を目的とした複数年にわたる戦略的提携に合意した。
同提携により、NTTが持つICTインフラ、マネージドサービス、およびサイバーセキュリティの専門知識と、マイクロソフトが持つクラウドプラットフォーム、およびAI技術を融合させることで、グローバル・デジタル・ファブリックの構築、Microsoft Azure上での企業向けデジタルソリューションの開発で協力、オールフォトニクス・ネットワークとデジタル・ツイン・コンピューティングの分野における次世代技術の共創などに取り組む。
同提携の一部として、NTTは独自のグローバルITインフラの最新化やサイバーセキュリティの脅威情報の分析、ハイブリッドITマネジメントプラットフォームの分野における顧客ソリューションにおいて、望ましいクラウドプラットフォームとして、Microsoft Azureを活用していく。同提携の詳しい内容は以下の通り。
- グローバル・デジタル・ファブリックの構築
- 企業向けデジタルソリューションの開発で協力
- 次世代技術の共創
グローバル・デジタル・ファブリックは、マイクロソフトのクラウドとNTTが持つグローバルなICTインフラ等を組み合わせたソリューションである。同取組みでは、生産性向上ソリューションやパブリッククラウド、データセンタ、ネットワークといった両社が持つ強みを掛け合わせる。両社はグローバル・デジタル・ファブリックの提供により、世界中の企業がDXを加速するために、持続可能かつセキュアで強固なデジタル環境の構築を目指す。
両社は、企業がDXを加速し、エッジからクラウドまでのセキュアな運用を実現するためのソリューションを、Microsoft Azureを用いて開発する。同提携により、脅威情報の分析、AIベースのデジタルアシスタントを備えたソーシャルロボティクス、デジタルワークプレイスソリューション、そしてナレッジマネジメントなどの実現を目指す。
両社は、NTTが提唱するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現にむけて、オールフォトニクス・ネットワークやデジタル・ツイン・コンピューティングの研究開発で連携する。この取組みを通して、人と自然と技術の、より自然な相互作用を実現し、将来の光技術ベースのネットワークや情報処理基盤による社会の持続可能な成長をサポートしていく。
さらに、両社は持続可能な未来の実現に向けて、テクノロジーの力を活用していく。NTTの持続可能な社会の実現にむけた取組みとマイクロソフトの「AI for Earth」の助成プログラムをベースに、テクノロジーを活用したプロジェクトを共同で推進する。
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