キリンホールディングス、DX人材の育成に向けたデジタルリテラシー及びスキル向上のプログラム「キリンDX道場」を開校

キリングループは、長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(KV2027)」の達成に向けて「価値創造を加速するICT」の実現を掲げ、AIを活用した生産現場での効率化をはじめとして、さまざまな取り組みを進めてきた。その一方で、デジタルスキルは特定のデジタル・ICT部門に偏り、営業・生産・物流などの現場社員に定着していない状況にあった。

キリンホールディングス株式会社は、DX人材の育成に向けたデジタルリテラシー及びスキル向上のプログラム「キリンDX道場」を、キリングループ従業員を対象に7月から開始する。

キリンDX道場は、現場で働く従業員が同社内のデジタル・ICT部門、ならびにパートナー企業と作成したキリングループのオリジナルカリキュラムである。デジタルスキルを主体的に学び、身に着け、実際の事業活動において課題解決・価値創造に結び付けることを目的に7月から開校する。現場の課題に合わせてデジタルを活用できる人材を増やすことで、今までの業務プロセスをよりスピーディーに変革することができるとのこと。

コースはレベル別に「白帯」「黒帯」「師範」の3段階で設定し、まずは「白帯」「黒帯」の2コースでスタートする。各コース、オンラインライブ講座を2~3講座受講の後、認定試験を合格することで完了となる。講義内容は外部デジタルトレンドに合わせて定期的に更新し、受講者にも継続的がキリンDX道場を受講できる仕組みを構築することで、デジタルスキルの定着を図る。

DX道場の詳しいコース内容は以下の通り。

  • 白帯(初級)
  • デジタル活用基礎講座・データサイエンス基礎講座を開講する。キリングループにおけるデジタル活用の必要性を認識し、デジタルを活用した解決策を考えられるようになることや、基礎的なデータ分析ができるようになることを目指す。

  • 黒帯(中級)
  • ダッシュボード活用講座、AI・機械学習活用講座、ノーコードアプリ活用講座を開講する。デジタル部門との連携により、デジタルテクノロジーを活用した業務効率化ができるようになることを目指す。

  • 市販(上級)
  • テーマ別(営業・SCMなど)に講座を開講する。担当領域における高いデジタルリテラシーを身に着け、全社・部署レベルのDX推進を先導できるようになることを目指す。

今回の募集では150人のDX人材育成を計画していたが、応募総数は750人を超えたという。DX道場は、今後も継続的に開催して募集を行い、2024年までにノーコードアプリやBIツールなどのデジタルテクノジーを活用した、業務プロセスの変革による生産性向上・新たな価値創造を推進できるDX人材を合計1,500人まで拡大するとしている。

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