八千代ソリューションズ、クラウド設備管理システム「MENTENA」のスピードと正確性を向上する新機能を追加

八千代ソリューションズ株式会社は、同社が提供するクラウド設備管理システム「MENTENA(メンテナ)」において、点検現場からの作業依頼や報告のスピードと正確性を向上するほか、他部門間での在庫情報の共有を効率化する新機能を2025年2月3日より追加する。

「MENTENA」は、設備管理や施設管理の現場において、紙やエクセル管理からクラウドシステム管理へ移行する設備管理システムだ。

今回、「MENTENA」のiOSアプリで撮影した写真に手書きでメモやコメントを直接書き込める機能を追加した。

八千代ソリューションズ、クラウド設備管理システム「MENTENA」のスピードと正確性を向上する新機能を追加
書き込み機能の画面イメージ

また、部品や在庫情報の増減履歴をCSV形式で出力可能になった。この機能により、指定期間内の入庫数と出庫数を集計し、在庫変動の詳細なレポートを出力できる。

例えば、経理部門や監査に詳細なデータを提出する必要がある際に、従来では過去の記録を手作業で探して資料にまとめる必要があったが、今回の機能追加により、「MENTENA」上で履歴を出力したい部品を選択して期間を指定することで、必要なレポートを出力可能になった。

さらに、 QRコードにまつわる機能を改善した。これまでにも「MENTENA」では、設備ごとに専用のQRコードを貼り付け、そのQRコードをモバイル端末で読み取ることで、現場から設備台帳やチェックシートを表示することができたが、今回機能改善された。

具体的には、QRコードに「MENTENA」のロゴを重ねて表示するように更新した。この改良により、複数のQRコードが貼られた設備でも、「MENTENA」専用のQRコードを識別できるようになり、入力画面へのアクセスがさらに容易になる。なお、以前のQRコードも引き続き利用することが可能とのことだ。

八千代ソリューションズ、クラウド設備管理システム「MENTENA」のスピードと正確性を向上する新機能を追加
QRコードイメージ

また、複数のQRコードを、21面のラベルシールに対応したレイアウトで出力できるようになった。これにより、設備や部品に貼付するQRコードを一括で出力し、一気に切り分けることが可能だ。

さらに、QRコード出力時のファイル名も改良した。これまでは、出力されたファイル名が「QRコード.pdf」となっており、複数ファイルをダウンロードした際に、フォルダ上でどのファイルがどの設備のQRコードか識別するのが困難であった。そこで、今回の改善では、「QRコード_<名称>_<ダウンロード日時>.pdf」という形式で出力されるようになった。

なお、これらの機能は、「MENTENA」ユーザの意見を反映して開発されたのだという。今後も、ユーザからのフィードバックを反映しながら、定期的に機能のアップデートを実施していくとのことだ。

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