株式会社ロビンソン・コンサルティングは、製造業の設備保全現場に特化したAIソリューションの提供を開始した。
このソリューションは、設備トラブル発生時における復旧作業の手順ガイドと、報告書作成の自動化を支援する。提供形態は、設備環境や課題に合わせてフルカスタマイズする受託開発型だ。
使い方としては、設備の機種を選択し、チャット形式でAIの質問に答えるか、故障箇所の写真をアップロードすることで、AIが蓄積している故障事例と画像認識技術により、考えられる原因と具体的な対応手順をガイドするというものだ。
例えば、現場で機械が急に止まってしまった際、「機械が停止」とチャットで入力することで、AIが対話形式で状況を詳しくヒアリングする。そして、考えられる原因と、現場で対応できる復旧手順をガイドする。(トップ画参照)
また、チャットボットとの対話履歴を元に、故障報告書を自動で作成する。これにより、報告書作成業務を効率化するとともに、現場での対応履歴をデータとして蓄積し、独自の保全マニュアルを構築することができる。

対応設備は、CNC工作機械、ロールフォーミングマシン、プレス機、溶接機などで、既存の生産管理システムやIoTプラットフォームとの連携にも対応する。
また、導入後の運用サポートや作業員の教育も含め、伴走型支援を提供するとのことだ。
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