日清食品ホールディングス(以下、日清食品HD)は、新たに開発したデータ統合およびデータ分析基盤の核として「Qlik Talend Cloud」を導入したことを発表した。
「Qlik Talend Cloud」は、企業内外に散在するデータを集めて品質を高め、分析やAIですぐに活用できるデータを提供する、リアルタイムのクラウドデータ統合ソリューションだ。
日清食品HDは、Qlikの導入前、SAPを基盤とした基幹システムのデータが複数のプラットフォームに分散し、統一された基盤の構築が難しい状態だったのだという。
また、データの更新は1日1回のみ手動で行われていたため、リアルタイム性の欠如により意思決定が遅れるとともに、運用上の負担を増加させていた。
そこで今回「Qlik Talend Cloud」を導入したことで、基幹業務システム(ERP)のデータをリアルタイムでSnowflakeに統合することができるようになった。
これにより、手作業によるデータのダウンロードも不要となり、データ活用の幅が広がったことで、迅速な意思決定が可能になった。
さらに、物流部門や営業部門では、AIを活用した自動化技術もあわせて適用し、出荷や売上のデータからトラブルへの対処をはじめとした意思決定に必要な情報を、リアルタイムで従業員に通知できるようになったとのことだ。
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