双日テックイノベーション株式会社(以下、STech I)は、同社が提供する業務プロセス管理プラットフォーム「Natic BPM Suite」の機能拡張を実施した「バックオフィスDXソリューション」の提供を開始した。
「Natic BPM Suite」は、企業の基幹システムと連携し、業務プロセスの構築・自動化を実現する統合プラットフォームだ。イメージワークフロー、ルールベースエンジン、AI-OCR連携などの機能を備えている。
これまでは、特に金融業界に導入されていたが、今回のバージョンアップにより、以前の機能性を維持しながら、より幅広い業種での利用と簡易な業務への適用を可能にし、業界を問わず活用できるバックオフィス向けプラットフォームとなった。
具体的には、新たに複数部門や拠点での導入・運用を可能にするマルチテナント機能を搭載したほか、ユーザインターフェースも刷新した。さらに、ローコード/ノーコード開発機能を拡充し、独自業務やERP周辺の業務にも適用が可能となった。
これにより、各部門・担当者間での業務プロセスを標準化し、従来のExcelやメールベースの申請・報告業務をシステムで一元管理することが可能となる。
また、ノーコード/ローコード開発環境の実装により、システムの画面や業務フローの変更に対応でき、継続的な業務改善を実行することが可能だ。

なお、同社は国産ERP「GRANDIT」を取り扱っており、ERPと「バックオフィスDXソリューション」のワンストップ提供も行っているとのことだ。
今後は、AIエージェントをはじめとする生成AI技術を活用したさらなる機能拡張を予定しているのだという。
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