JAL、全従業員向け生成AI「JAL-AI」を開発し全社的な業務効率化を実現

日本航空株式会社(以下、JAL)は、アバナード株式会社の技術支援のもと、全従業員が安全に利用できる独自の生成AIプラットフォーム「JAL-AI」を開発し、運用を進めていることを明らかにした。

「JAL-AI」は、オフィスワークを行う従業員だけでなく、iPadを利用する現場の社員も活用できるプラットフォームであり、社内ナレッジの検索、議事録の自動生成、整備部門向けマニュアルの検索機能などを備えている。

また、アバナードの支援によりRAG(検索拡張生成)の評価と改善のサイクルを回し、AIの回答精度を向上させている。

航空会社にとって安全運航は最重要テーマであり、整備部門の検索において誤った回答は重大な問題に直結するため、ドライブ内のファイル高度検索機能を実装することでハルシネーションを回避し、高い検索性能を実現している。

さらに、この基盤を活用して空港業務に特化した「空港JAL-AI」もリリースされた。

これにより、グランドスタッフがiPadを用いて、機内持ち込み荷物の危険物検索や、イレギュラー事象発生時のアナウンス文章生成、ラウンジ入場条件の検索などを顧客の前でスピーディに行うことが可能となった。

実証実験では、グランドスタッフの90%以上が回答速度や文章作成速度の向上を実感し、ラウンジ専門スタッフにおいても70%以上が回答速度の向上を確認しているとのことだ。

また、間接部門において、2024年度の期間中に社員がAIを利用する状況は実質100%となっており、全社的な業務効率化の成果が表れているのだという。

JALは今後、「JAL-AI」に自律的に動作するAIエージェントの仕組みを取り入れ、さらなる業務効率化を目指していくとしている。

並行して、一つのインターフェースで多様な業務に対応できるよう、APIを介した既存業務システムとの連携や、社内ポータル情報のクローリングによるナレッジの集約を進めている。

また、海外の大規模言語モデルに加えて国産の軽量AIモデルの技術評価・連携を進めるなど、全体最適を図りながら最新テクノロジーを活用し、グループ全体の持続的な価値創造とビジネス変革を牽引していく方針だ。

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