産業用ドローン開発メーカーの株式会社 エンルートは、ドローン等のロボット組み込み用コントローラーに NVIDIA Jetson プラットフォームを採用した。エンルートでは、ドローン、及びUGVなどの産業用無人ロボットを、画像処理で制御するシステムを開発している。
現在NVIDIA製グラフィックエンジンを搭載したデスクトップPCでのコントロールを行っているが、システムをより小型化することにより、ドローンがリアルタイムに画像処理行い自律的飛行することを可能とする。
これにより、GPSだけに頼らない信頼性の高い測量飛行や、橋梁下部などのインフラ点検を容易にする自律飛行が可能となる。さらにNVIDIA Jetson プラットフォームをDeep Learningによる情報収集とメッセージングを行う、クラウド連携のシステムへ活用する。
Deep Learningの学習モデルは、 TBS系列である株式会社テレビユー福島のグループ会社でエンルートの製造・販売・広報セクションを担当する MTS&プランニングのもつ多くの画像データと、上空からの撮影データを活用し、災害対応、環境管理のソリューション開発を進めていくという。
また、先に技術提携した株式会社衛星ネットワークとは、災害現場での要救助者の捜索等の活用を想定し画像認識による対象物の特定・判定確率・位置等の処理結果を衛星通信等を介して遠隔地に伝送するシステムの開発を進める。
画像処理ソフトウエア及び、専用ハードウエアは、NVIDIAの協力を得て開発を進めている。
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