日本IBMとウイングアーク1st、金融サービス向けデジタルプラットフォームに「DSPデータ利活用BI機能」を追加

日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)とウイングアーク1st株式会社は、「金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム」(以下、DSP)に、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」を連携し、データの可視化や統一化、データ抽出業務、レポート業務の効率化を実現する「DSPデータ利活用BI機能」の提供を開始した。

「DSP」は、30を超える金融機関が採用しているデジタル変革を推進するプラットフォームで、業界共通サービスを金融サービス向けのクラウド上でオープンかつ安定的に提供するものだ。

「DSP」によって、デジタル化した業務やチャネルから得られるデータと、従来の金融機関勘定系システムのデータを統合して利活用することができる。

また、「DSP」は、銀行業務に必要な検証済みの分析モデルと、そのモデルを実行するために必要なデータ処理プロセスを組み込んだオプション機能「データ利活用プラットフォーム」と連携しているため、金融機関はデータサイエンティスト不要で顧客アプローチリストをcsvファイルで受け取ることができる。

この「DSP」で新たに提供を開始した「DSPデータ利活用BI機能」は、MotionBoardとの連携によって、「DSP」のユーザ・インターフェース(以下、UI)機能が向上された。

例えば、金融機関の営業活動や顧客理解の深化において、ターゲットとなる顧客やそのアプローチ結果を視認性の高いUIで確認することができる。

また、MotionBoardに活動結果を入力し、「DSP」にフィードバックすることで、分析結果の精度向上を図ることも可能だ。

さらに、全社的に統一された指標のデータを、同一プラットフォームで管理・可視化できるようになった。

なお、「DSPデータの利活用BI機能」の利用には、DSPのオプション・メニュー「データ利活用プラットフォーム」の契約が必要で、「データ利活用プラットフォーム」と「DSPデータ利活用BI機能」のみの契約も可能とのことだ。

今後日本IBMは、勘定系のデータを経営やサービス向上に活用したいと考える金融機関に向けたサービスを拡充していくとしている。

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