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MaaS/CASE > ゼンリンとMoT、ドライブレコーダ映像を活用した地図情報メンテナンスを全国の高速道路にて試験運用開始
株式会社ゼンリンと株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)は、ドライブレコーダのデータを元に地図のメンテナンスを行う「道路情報の自動差分抽出プロジェクト」において、全国の高速道路を対象にシステムの試験運用を開始した。これにより、高速道路の規制標識の変化を自動で検出する。
「道路情報の自動差分抽出プロジェクト」は、ドライブレコーダから取得できる情報を元に、AI技術などを用いて道路上の物体を検出し、地図と比較することで現地と地図の差分を見つけ、地図を更新するプロジェクトだ。2020年4月に開始し、要素技術の研究とシステム開発を終え、2022年4月より全国の高速道路を対象に試験運用が開始された。
道路情報データの収集には、MoTが展開するAIドラレコサービス「DRIVE CHART」が活用されている。
また、国際的なAIコンペティションプラットフォーム「Kaggle」における称号の1つであるKaggle Masterを複数名有し、アノテーションを内製化。映像中で検出した標識を追跡し、LEDの数値がはっきり見える瞬間を自動的に選んで読み取りを行うことで、97%以上の読み取り正解率を達成している。
LED式の速度制限標識の数値は映像に映らない瞬間があるが、適切な瞬間を選ぶことで読み取りを可能にしている。
「道路情報の自動差分抽出プロジェクト」では、MoTからの差分情報を元に、ゼンリンによる地図整備プロセスを経て、AD(自動運転)やADAS(先進運転支援システム)用途の地図へ反映予定だ。
そして今後は、高速道路に加えて一般道路にも拡張していく他、道路標識だけではなく、走行領域、レーン、道幅、矢印ペイントなど、取得情報を増やしていくとしている。

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