NECソリューションイノベータは、画像とAI(人工知能)技術を活用して生産状況を可視化する「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」を、本日提供開始した。
同サービスは、食品製造業向けに、ネットワークカメラとAI技術を用いた画像分析により、生産ライン上を流れる生産品の個数をカウントすることや、良品・不良品(2級品)等を自動で判定することで、生産進捗状況や不良品の発生状況等の見える化を行う。これまで熟練技術者の目視で行っていた品質チェックや生産物の個数カウントを自動化することで、生産品質の向上や生産工程の省力化を支援する。
また、AI技術で分析したデータをクラウドで共有することで、現場以外の場所からでも、生産進捗状況や不良品の発生状況をリアルタイムに把握できるため、生産現場の業務効率の改善に寄与するという。
同サービスの特長は以下の通り。
- AI技術を活用した良品・不良品(2級品)の自動判定
生産ライン上を常時撮影しているネットワークカメラの映像をAI技術により解析し、ライン上を流れる生産品の個数カウント、良品・不良品(2級品)の判定を自動で行う。このデータをもとに、生産進捗状況や不良品の発生状況をグラフ化して表示し、不良品の発生率が事前に設定したしきい値を超えて上昇した場合にはアラートを表示。これにより、不良品の早期発見や迅速な対処を促すことで、生産品質の低下を防ぎながら、業務効率を向上させることが期待できる。
- AI技術による分析データをクラウドで見える化
AI技術で分析したデータをクラウドで共有することで、生産ラインから離れた場所にあるPC画面上でも、生産ラインの状況をリアルタイムに把握できる。これにより、現時点での不良品の発生状況や生産の進捗状況を、現場以外の場所でも遠隔で確認できるため、生産現場の業務効率の改善につなげることができる。 - 手軽なサービス導入が可能
同サービスの導入に必要となる主な設備は、市販のネットワークカメラとPCのみのため、生産ライン周りに大幅な設備変更を行うことなく、手軽にサービスを導入することができる。
サービス導入費は400,000円(税別)から、利用料は月額198,000円(税別)からだ。(ネットワークカメラ、PC等のハードウェアおよび画像解析を行う生産品の学習用データ(良品の画像等)は別途必要)
【関連リンク】
・NECソリューションイノベータ(NES)
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