ウイングアーク1st株式会社が提供しているBIダッシュボード「MotionBoard」は、意思決定や行動の変化を促す情報を短時間で届けることができる。IoTデータをリアルタイムに可視化することができるほか、地図データを標準搭載している。
そしてこのほど、ウイングアーク1stはMotionBoardを強化および新機能を追加した「MotionBoard Ver.6.1」を発売した。
MotionBoard Ver.6.1は、3Dマップにより空間の可視化を可能にした。例えば、工場内において異常値が発生した際は、立体映像としてアラートが表示される。現地点からの遠近感覚を捉え易く、空間の整合性が保たれた状態で視覚的に把握できる。倉庫の場合は、どの場所のどの棚で、など奥行き感や特定エリアを認識しやすくする。 新機能および強化点の詳しい内容は以下の通り。
メンテナンス性の向上
ダッシュボード作成時における設計情報視認性向上や設定、登録済みのデータソースや変数などの可視化を改善した。
チャート表現の拡充
ワードクラウド表現、サンキーダイアグラムを追加した。これにより、チャート表現の拡充を図る。
入力機能の拡張
MotionBoardの特長である、データ入力の機能を拡充させ運用面での強化を支援する。
- 自署サインでの登録(タブレットからアンケート情報等の記入)
- データのアップロード(CSV・Excelファイル、画像)
- 入力データのバリデーション強化(数値・文字数等)
- 明細型入力時の補助機能(カレンダー、チェックボックス、ステッパー)など
ビジネスアプリケーションの連携強化
MotionBoard Ver.6.1では、LINEと連携したことでMotionBoard上でのアラート発生時にLINEチャットへの通知を行うことができる。また、ウイングアーク1st製品のコミュニケーションプラットフォーム「DEJIREN」との連携も可能となった。スマートフォンからチャットインタフェースで分析結果やレポート等、ユーザーが欲しいタイミングで情報を手に入れることが可能になる。
MotionBoard Ver.6.1は、提供形態としてクラウドサービスとパッケージ製品をラインナップしており、顧客の利用形態に合わせて選択できる。なお、クラウドサービスの価格は月額3万円~(10ユーザー、税別)~で、パッケージ製品は230万円~(10ユーザー、初年度の年間保守料金を含む、税別)である。
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