ウイングアーク1st株式会社と東芝ライテック株式会社は、生産状況の見える化システムにおいて、ウイングアーク1stのBI(ビジネス・インテリジェンス)ダッシュボード「MotionBoard(モーションボード)」と、東芝ライテックのクラウドAI画像解析サービス「ViewLED Solution(ビューレッド ソリューション)」を連携させた、新たなサービスの提供を、2023年6月20日から開始することを発表した。
「MotionBoard」は、製造現場をはじめとする現場で発生する、様々なデータを可視化するBIダッシュボードだ。
「ViewLED Solution」は、カメラ付きLED照明ViewLED(ビューレッド)で撮影した画像を、長期録画保存やAI画像解析するクラウドサービスだ。
東芝ライテックの鹿沼工場では、両サービスを活用しており、その中で、設備データと画像とを紐づける活用案が生まれ、今回の連携が実現したのだという。
これにより、「MotionBoard」上の設備データだけでなく、カメラ付きLED照明から撮影した俯瞰画像や、「ViewLED Solution」による画像解析の結果などを照らし合わせて確認することができる。
具体的には、設備データの変化点において、「MotionBoard」上から紐づく画像データを呼び出して確認することが可能。「ViewLED」による俯瞰画像にて周辺状況を把握し、さらに近傍の「ViewLED」で詳細状況を把握することができる。

「MotionBoard」上の設備異常を示すデータとカメラ画像が紐づくことで、阻害要因を早期に特定できるようになる。
例えば、設備が停止した際の設備データに紐づく画像データを確認することで、設備状況を把握することができ、復旧対応の時間を短縮することができる。
また、異常状態を示すグラフなどをクリックすると、異常時の画像が表示され、直観的に状況把握することが可能だ。
なお、このサービスは、6月21日~23日に東京ビッグサイトにて開催される製造業DX展に出展するとのことだ。
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