JFEシステムズ、原価管理システム「J-CCOREs」が製品ごとのCO2排出量算出などアップデート

JFEシステムズ株式会社は、自社開発の原価管理システム「J-CCOREs(ジェー・シー・コアーズ)」の新バージョン(Ver.2024)をリリースしたことを発表した。

「J-CCOREs」は、生産管理システムから独立した原価管理システムだ。原価計算や損益計算の運用に加え、新製品原価や原料単価変動に伴うシミュレーションや、様々な視点での差異分析機能に対応する。

今回発表された新バージョンでは、オプションの「連結原価計算」機能のアップデート、モジュールの「見積原価計算」「CO2排出量計算」のアップデートを行った。

連結原価計算オプションでは、グループ内取引は材料費(内部仕入)としてではなく、製造原価の内訳(材料費・労務費、内部利益等)を保持して連携する仕様となった。これにより、連結グループ全体としての製品製造原価および連結損益の把握と、棚卸資産に含まれる未実現利益の把握が可能になった。

CO2排出量計算モジュールでは、CO2排出量の部門間、製品別配賦に加え、仕掛品・製品在庫に残る排出量も加味して上流工程から下流工程まで積み上げることで、製品ごとの排出量を算出することができるようになった。生産フローに基づいた「ころがし計算」を行うことで、より実態に近い製品別CO2排出量の見える化が可能になった。

見積原価計算モジュールでは、工程(BOM、レシピ)や経費内訳などの原価構成情報の設定項目数に制限がなく、1製品ごとに原価管理の粒度を変えて、売価試算や見積根拠の算出が可能となった。これにより、原価構成情報登録の運用負荷が軽減し、原料単価変更時の操作性が向上した形だ。

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