出光興産、製造4拠点へCogniteの産業向けDataOps基盤を導入しプラントデータを一元化

出光興産株式会社とCognite株式会社は、出光興産の石油精製や化学品の製造を行う4つの製造拠点において、産業向けDataOps基盤「Cognite Data Fusion」(以下、CDF)の導入が完了したことを発表した。

「CDF」は、Cogniteが開発した、プラントの多岐にわたるデータをAIや機械学習を用いて連携することが可能なデータ管理基盤だ。

今回出光興産は、「CDF」を導入することで、4つの製造拠点における「P&ID(配管計装図)」「補修履歴」「運転データ」「設備図面」「ヒヤリハット・事故情報」などのデータを統合データベース上で一元管理する。

これまで担当者は、装置の運転や保全業務の計画を立てる際にさまざまなデータを個別に収集する必要があったが、今回「CDF」を導入することにより、必要なデータを抽出することが可能となった。

出光興産、製造4拠点へCogniteの産業向けDataOps基盤を導入しプラントデータを一元化
「CDF」導入のイメージ

現在約1万枚のP&IDデータが集約されており、P&IDを起点に補修履歴、運転データ、設備図面など600万件以上のデータを確認することが可能だ。今後は、約3千人の従業員が「CDF」を使用する予定だ。

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