ブレインズテクノロジー株式会社は、同社が提供するAI異常検知ソリューション「Impulse」に、AIが判定に混同する学習データを可視化する新機能をリリースした。
「Impulse」は、機械学習技術を活用した異常検知ソリューションだ。センサや音声、画像や動画などのデータを収集・可視化する基本機能に加え、障害や故障予兆の検知、不良品の検出、作業工程の確認・分析、要因の追究などを行う。
今回リリースされた新機能では、AIが判定に混同する学習データを可視化できるようになった。

これにより、実際の現場でAIの精度改善に必要な学習データの選別にかかるPoC期間を、2ヶ月から6日に短縮することができた。
また、25%のまま停滞していた過検出率を、1回で13%に改善した。
さらに、今ある画像データから判定できるAIモデルの精度限界も明確になるため、撮影側の調整が必要かどうかの切り分けも容易になった。
今後は、PoCだけでなく、実用後の運用コストも減らすべく、自動最適化や生成AIを活用した対話型インターフェースの導入を検討していくとのことだ。
なお、今回の新機能に加えた「Impulse」は、2025年1月22日〜24日に東京ビッグサイトで開催される「第9回 スマート工場EXPO」に出展される。また、生成AIと「Impulse」を組み合わせたユースケースについても紹介する予定だ。
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