株式会社LOZIは、同社が提供するスマホとバーコードの組み合わせでサプライチェーンを可視化・効率化する「SmartBarcode」の在庫管理機能において、バーコードを貼ることができない部品や原料の管理を行うための「数量管理機能」を、2025年8月4日にリリースした。
これまで、「SmartBarcode」の在庫管理機能は、製品や原材料などに貼付されたバーコードを読み取り、保管先の棚やロケーションへの入出庫を記録することで、各ロケーションごとの製品や原材料の在庫量を可視化していた。
そのため、液体や粉末原料、小型部品など、バーコードを貼ることができない原材料に対応していなかった。
そこで、今回発表された「数量管理機能」を活用することで、こうしたバーコードを貼ることができない部品や原料対して、ピッキング時に持ち出す個数や量の記録、新たに補充する原料や部品の個数や量の記録を行えるようになった。
利用方法は、「SmartBarcode」の管理画面上で、サプライチェーン上にある数量管理を行うトラッキングポイントを設定することで、スマホアプリの画面から数量の「増加」「減少」を記録することができ、倉庫担当者は補充や持ち出しの履歴を確認することが可能だ。

また、チェーンの中間地点となる倉庫で、棚やタンクなどの数量が記録されるバーコードを、出荷時の容器や包材のバーコードにペアリングし、着荷主となる流通や加工工場側が受領後に当該バーコードを読み取ることで、倉庫側の在庫量をリアルタイムで確認することができる。

LOZIは、同機能の実装により、サプライチェーン上に複数の倉庫が存在している場合に、荷主側も各拠点の在庫量を確認できるようになるため、「製・配・販」を通しての在庫可視化や、製造業における構内物流での在庫把握や棚卸業務の効率化などで需要を見込んでいるとしている。
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