オラクル、サプライチェーン業務を自動化するAIエージェントを「Fusion Applications」に実装

オラクルは2026年2月17日、AI機能が組み込まれた統合クラウド・アプリケーション・スイートである「Oracle Fusion Cloud Applications」内に新しいAIエージェントを追加し、サプライチェーンの計画から物流全体での効率向上を推進できるよう支援すると発表した。

新たなAIエージェントは、全社規模でAIエージェントの構築や管理を行うための包括的プラットフォーム「Oracle AI Agent Studio for Fusion Applications」を用いて構築されており、サプライチェーンのプロセスに組み込まれた形でワークフローを自動化する。

また、AIエージェントはオラクルが提供する安全な自律型インフラストラクチャ基盤「Oracle Cloud Infrastructure」上で稼働するため、統合されたセキュリティ機能を備えた事前構築型であり、追加費用なしにアプリケーションへネイティブ統合されている。

これにより、既存の業務プロセスにAIが直接組み込まれ、ユーザの業務の迅速化と、より確信を持った意思決定に向けたインサイトの提供を支援する。

具体的な機能としては、サプライチェーンとオペレーションのプロセスを統合管理するAI搭載プラットフォームである「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」の領域において、業務に特化した多様なAIエージェントが提供される。

例えば、計画・調達領域では「自律型ソーシング・エージェント」が少額・大量購入における競争入札の対象を特定し、サプライヤーの招待などを自動で実施する。

保守や製造、在庫管理の領域においては、「滞留在庫アドバイザ・エージェント」が品目やロケーションを横断して動きの遅い在庫を特定し、保管コストの評価に基づき返品や移送などの最適なアクションを推奨・実行する。

さらに、物流・受注管理の領域では、「購買オーダーから受注オーダー変換エージェント」がPDFの発注書からデータを抽出して受注プロセスを自動化し、例外事項の要約や学習を通じた精度向上によりフルフィルメントコストの削減に寄与する仕組みとなっている。

また、倉庫の課題を特定する「ウェーブ調査アドバイザ・エージェント」なども備わっている。

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクリス・レオーネ氏は、「この組み込み型AIエージェントにより、重要タスクの自動化と課題解決を通じたオペレーションのレジリエンス向上が実現できる」と述べている。

なお、顧客やパートナーは、「AI Agent Studio for Fusion Applications」を利用して独自のAIエージェントやエージェント・チームを作成・管理することも可能だ。

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