株式会社アルムは、SOMPO Light Vortex株式会社(以下、ライトボルテックス)と共に、イスラエルの企業TytoCare Ltd.(以下、タイトケア)がグローバルにサービス提供をしている診療支援キット「TytoCare」を、国内で販売することを発表した。
「TytoCare」は、ビデオ通話型のオンライン診療機能に加えて、患者の聴診音・体温・咽頭画像・鼓膜画像・皮膚画像等の取得・共有機能が一体となった機器だ。
取得した患者のデータを医師の診察前に共有しておくことが可能であり、医師は遠隔地においてもこれらのデータに基づいた診察が可能となる。
「TytoCare」は、海外では30カ国以上で展開され、子供がいる家庭でプライマリケアとしての利用や、高齢者のケアに活用されているほか、コロナ禍における自宅療養や施設内遠隔診療などで活用が広まっている。
今回、2023年9月6日に薬事認証の取得を受け、ライトボルテックスは主に国内におけるタイトケア製品のマスターライセンシーとして、アルムは主に医療機器製造販売業者として、「TytoCare」の販売を開始する。
日本国内では、例えば介護施設において、施設の看護師が入居者を医療機関へ受診させる必要があるかの判断を迷う際に、「TytoCare」により患者のデータを医師へ共有し判断を仰ぐことで、入居者の通院負担を必要最小限にすることができる。また、施設職員が医療機関へ付き添う時間も必要最小限とすることで、入居者全体のケアや施設内業務に対応する時間を確保することに貢献する。
その他、自宅で医療的ケアを受ける方や支える家族が「TytoCare」を利用することで、画像・動画・音等の患者データを用いて医師へ相談することを可能とする。
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