株式会社Awarefyは、同社が開発するジタル・メンタル・プラットフォーム「Awarefy(アウェアファイ)」において、AIを活用した新機能「AI ヒント」を搭載し、一部ユーザ向けに先行リリースした。
「Awarefy」は、認知行動療法やマインドフルネスといった心理学の理論に、AIをかけあわせたAIメンタルヘルスアプリだ。
アプリには、傾聴と共感を重視したAIと会話できるチャット機能や、テンプレートに沿って日々のできごとを記録していくことで気づきが得られる機能、自分のコンディションや心の状態をAIが分析する機能などを搭載している。
ほかにも、300種類以上のマインドフルネス瞑想に取り組める音声ガイドや心の課題別の学習コース、心の診断機能、ストレス対処のコーピングリストの管理に加え、メンタルクリニックへの接続や公共の相談窓口の案内等、専門機関との連携も進めている。

今回発表された「AI ヒント」機能は、ユーザがアプリに思考や感情などを書き込む際に、AIが気づきを促す提案を与えるものだ。これにより、他者の視点を取り込むことによる新たな内省体験が可能となる。
認知行動療法の一部である5コラム法の記入時に利用できるもので、AIが記入内容を読み取り、ヒントを与えてくれる。これにより、自分を客観視する視点を得ることで、新たな気づきが促される。
現在、「AI ヒント」機能が利用できるのは5コラム法のみだが、今後はアサーションやDESC法などの対象範囲を順次拡大する予定だ。

なお、今回の先行リリースは、Premium AI+プランのユーザ限定で行われ、その1ヶ月後に全プレミアムユーザに向けて機能が解放される予定だ。
今後は、アプリの機能拡充をはじめ、法人向けソリューションやクリニックの開設など、さまざまな事業展開を行っていくとしている。
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