DNPとnewtraceが業務提携、ゲーミングメタバースプラットフォーム「Roblox」を活用したIPビジネスを開始

管理者を必要としない分散型インターネットである次世代の「Web3.0」が期待される中、メタバース等において、アニメ・マンガ・ゲーム等のIPを活用したデジタルアイテムの需要も高まっている。また、若年層を中心に、ゲーム空間の中で自身のアバターのカスタマイズを楽しみ、ユーザー同士がコミュニケーションをする時間が増えている。

大日本印刷株式会社(以下、DNP)と、バーチャル空間やアバター制作を手掛けるnewtrace株式会社は「XRコミュニケーション」事業の推進を目指して業務提携した。業務提携の一環として、ゲーミングメタバースプラットフォーム「Roblox」を活用したサービスを提供する。

Robloxは、アバターを使ってユーザー同士が交流しながら思い思いに過ごすメタバース(仮想空間)の側面も持つグローバルプラットフォームで、約180の国・地域で2億人以上がプレイしている。

Robloxの国内パートナーであるnewtraceは、CG制作技術と建築設計領域で培った空間演出力等の強みを有している。一方のDNPは、アニメ・マンガ・ゲーム等のIPホルダーとの関係が深く、リアルとバーチャル、モノづくりとサービスのハイブリッドな強みを有している。

両社はこうした強みを掛け合わせ、国際的にも主流となるゲーミングプラットフォーム上で、両社共同企画によるデジタルアイテムの販売を開始する。newtraceが制作・公開している「日本浮世絵街道」で、DNPがプロデュースするキャラクターのアイテムを販売する。

両社は今後、Roblox内の仮想世界である「ワールド」上で国内のIP(Intellectual Property:知的財産)コンテンツが楽しめる「ワールド・デジタルアイテム」を展開し、国内と海外のファンをつなぐ。また、IP関連の企業や多様な業種の企業のブランディングやマーケティング関連の活動に向け、ワールドの利活用や独自のワールドを企画・運営するサービスを提供する。

DNPとnewtraceが業務提携、ゲーミングメタバースプラットフォーム「Roblox」を活用したIPビジネスを開始
左:Robloxで制作したワールドの例「日本浮世絵街道」、右:販売アイテムの例「キャラクターお面」

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