パーソルネクステージ株式会社では、障害者の一般企業への就労に向けた実践的な業務経験とスキル向上などをサポートする、就労継続支援A型事業所を、全国9カ所(2023年10月現在)で展開している。
全国の企業からPC業務を中心とした「テレワーク」が可能な業務を受託しているため、体調や状況に応じてテレワークと通所を選択できるはたらき方が提供できることに加え、一般就労時に使えるPCスキル・業務経験を身に付けられるのが特徴だ。現在、174名の障害のある方が利用している。(2023年10月現在)
こうした中、パーソルネクステージは、障害者の仕事における過集中による疲労の緩和、感情コントロールやリラクゼーションへ向け、株式会社BiPSEEのVRを活用したデジタルヘルスコンテンツ「BiPSEE Cog Flex」を、2023年10月中に全拠点導入することを発表した。
「BiPSEE Cog Flex」は、VRを活用したデジタルヘルスコンテンツだ。パーソルネクステージの就労継続支援A型事業所に通所する利用者が、「はたらく」に関して感じる感情面における悩みを緩和する効果が期待されている。
利用シーンの例としては、仕事とプライベートのオンオフの切り替えが難しいときに、VR空間の海中で、変わった動物に注意を促す視覚注意トレーニング(下図のピンクのシャチなど)を実施したり、穏やかな風景や音などに注意を向ける聴覚注意トレーニングを実施するコンテンツを利用する。

また、業務開始前や休憩時間に気持ちを整えたいときに、VR空間の森の中で、アバターなどと一緒に1つのオブジェクト(物や風景など)の動きに従いながら、呼気を意識した呼吸を実践し、「今」に注意を向けるといった例が挙げられている。
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