BIPROGYとリコー、AI活用しデジタルツイン上で既存建物の設備管理へ向け実証実験を実施

BIPROGY株式会社は、既存の建物の設備管理をデジタルツイン上で行うための空間データ作成・AI活用の実証実験を、リコーと共同で実施した。

この実証実験では、リコーの「空間データ作成・利活用AIソリューション」と、BIPROGYのワークプレイスの最適化を支援するソフトウェア・プラットフォーム「Archibus」を相互接続し、建物維持管理業務に有益な台帳連動型デジタルツイン構築の効率化を検証した。

具体的には、建物を360度カメラ・3次元レーザスキャナで撮影し、デジタルツイン上で閲覧可能なデジタル建物(3Dデータ)を作成。AI画像認識技術を活用してデジタル建物上に存在する設備を検出することで、各設備の台帳情報と建物管理用の3D/BIMデータを相互に紐づけた。

また、3Dビューアのデータを「Archibus」に取り込むためのBIMデータとして整備し、3Dビューアと「Archibus」を相互接続させるプロトタイプを作成した。

これらにより、「空間データ作成・利活用AIソリューション」と「Archibus」を相互接続させた際の、建物維持管理業務に有益な台帳連動型デジタルツイン構築の効率化を実証した。

BIPROGYとリコー、AI活用しデジタルツイン上で既存建物の設備管理へ向け実証実験を実施
「Archibus」のBIM ビューア上で、台帳連動型設備の詳細を表示している様子。

BIPROGYは今後、リコーと協業し、建物オーナーや建物管理会社がデジタルツイン上で建物設備の状態や修繕履歴などを把握し、タイムリーな情報共有ができるサービスの開発に取り組む計画だ。

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