人々の生活や人と技術の関係を劇的に変え、あらゆるものがつながるスマートな世界を実現するためには、情報処理、コミュニケーション、ネットワーク基盤の大きな転換が求められている。
そこで、日本電信電話株式会社(以下、NTT)、インテル コーポレーション(以下、インテル)、ソニー株式会社(以下、ソニー)は、新たな業界フォーラムである「Innovative Optical and Wireless Network(IOWN(※))Global Forum」を設立した。
同フォーラムは、これからの時代のデータや情報処理に対する要求に応えるために、以下に示す分野等における新規技術、フレームワーク、技術仕様、リファレンスデザインの開発を通じ、シリコンフォトニクスを含むオールフォトニクス・ネットワーク、エッジコンピューティング、無線分散コンピューティングから構成される新たなコミュニケーション基盤の実現を促進することをっ目的としている。
- 光電融合技術を活用したフォトニクス関連研究開発
- 分散コンピューティング関連研究開発
- スマートな世界をつくるユースケース・ベストプラクティスとそれを実現する研究開発
消費電力の大幅な削減や低遅延での通信、伝送容量の劇的な拡大を目的とした、フォトニクスデバイスやフォトニクスネットワーク機器、およびエンドツーエンドアーキテクチャなどに関する研究開発
AIや演算機能の強化に寄与し、ネットワークにおいて動的な情報処理をするためにますます重要な技術になると期待される分散コンピューティングの実現を目的とした研究開発
現実世界におけるモノ・ヒトのやり取りをサイバー空間上で自由自在に再現・試行させる新たな演算の枠組みであるデジタルツインコンピューティングや、ヒトの行動や社会のモデル化、大規模シミュレーション、次世代の超高臨場UI/UXデバイス技術などの研究開発
なお、同フォーラムでは、テクノロジー企業や通信事業者を含め様々な分野からフォーラムへの参加者を募集している。また、3社はIOWN Global Forumの運営を共同で開始するための設立時のボードメンバーを選定する予定である。
※ NTTが推進する光関連技術および情報処理技術を活用した次世代コミュニケーション基盤の構想。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。