あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下AD)、トヨタファイナンシャルサービス株式会社(以下TFS)、トヨタ自動車株式会社の3社は、2016年4月1日、共同出資会社トヨタインシュランスマネジメントソリューションズUSA, LLC(以下、TIMS)を設立し、トヨタのビジョンである、安全・安心・便利なモビリティ社会の構築に保険面で貢献していくと発表した。
ADとTFSは各々の米国子会社を通じて出資し、トヨタは本年1月に米国に設立したトヨタコネクティッドInc.(以下、TC)を通じて出資する。
新会社は、TCの最先端のデータ分析、TFSの金融とADのテレマティクス自動車保険といった、それぞれのノウハウを集約させることで、より顧客が満足のいく保険サービスの提供を目指していく。
カリフォルニア州南部のTFS米国拠点付近において、TIMSはトヨタの顧客向けのテレマティクス自動車保険の開発支援を行うとともに、販売店・ディストリビューターと一体となって、顧客がより満足が得られる新たなサービスの提供に貢献していく予定。そのために、TIMSは保険分野でのビッグデータの分析とアルゴリズムの開発、あわせてマーケティングなどの活動も進めていくという。
TFSとADは、こうした金融と保険が一体となったサービスを1990年代より世界各地において共同で展開しており、その培った経験とノウハウを集約し、米国で新たにサービスを開始していく。またTCは、トヨタが製品群ごとのカンパニー制に移行する中、つながる技術とデータサイエンス分野のグローバルな発展に向け設立された。
コネクティッドカーが普及するに従い、走行データと金融、保険の関係はより一層緊密である必要があり、TIMSの3社による共同設立はそれを具現化したものとなる。
TIMSは米国での展開を手始めに、トヨタのグローバル事業と連動した展開も視野に入れている。また、蓄積する保険データを活用し、トヨタが人工知能やロボティクス分野の研究拠点として設立したToyota Research Institute, Inc.とも連携していく予定だという。
【関連リンク】
・あいおいニッセイ同和(Aioi Nissay Dowa)
・トヨタファイナンシャルサービス(TFS)
・トヨタ(TOYOTA)
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