AIコマースプラットフォーム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIOは、EC事業に特化したAIエージェント「ecforce AI」の有償版を開発し、同年3月2日より提供を開始すると発表した。
同社は2025年8月から「ecforce AI」の無償版を提供してきたが、利用が進むにつれて「AI活用の属人化」という壁に直面した。担当者ごとにAIへの指示(プロンプト)の方法が異なり、出力される品質や判断基準がバラバラになっていたためだ。
また、プロンプトの微調整に多くの工数が割かれるという本末転倒な事態も発生していた。
そこで今回発表された有償版では、こうした課題を解決するため、ショップやブランド独自のナレッジ、運用ルール、判断基準をAIエージェントに実装することができる。
これにより、経験の浅いスタッフであっても、組織として統一された基準に基づいた施策立案や顧客対応が可能となり、業務の標準化と成果の再現性が担保される。
また、有償版では、最大5つまでのAIエージェントを作成・管理できる。例えば、「戦略立案用」「カスタマーサポート用」「クリエイティブ制作用」といった具合に、役割ごとに最適化されたエージェントを使い分けることが可能だ。
さらに、基盤となるAIモデルには、ChatGPT、Gemini、Claudeといった主要なLLM(大規模言語モデル)を採用しており、ユーザは用途に応じてモデルを選択できる。
精度の高さが求められる意思決定支援には高性能モデルを、日常的なたたき台作成には低コストモデルを適用するなど、業務内容に合わせて品質とコストのバランスを最適化できる設計となっている。
加えて、企業利用を前提とした管理機能も強化された。メンバーごとの権限設定や、AIエージェント単位での利用制限が可能となり、実務プロセスに即した拡張が行われている。
利用量に関しても、分析機能によりどのエージェントやモデルがどれだけ使われているかを可視化し、運用の改善に役立てることが可能だ。
なお、有償版の申込受付は2月6日より開始しており、既存の機能については、一定の利用量まで引き続き無償版として提供されるとのことだ。
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