近年、人手不足や新型コロナウイルス感染症への対策として、飲食店やオフィスビル、ホテル、病院など様々な場面で無人化・非接触化への需要が高まっており、それらを実現する手段の一つとして各種サービスロボットの活用が進んでいる。既に、これらのロボットのメリットは様々な場面で実証されており、今後はより多様な活用方法を見据えてロボットへのニーズも多様化すると見込まれている。
NECネッツエスアイ株式会社は、Beijing Yunji Technology Co., Ltd.の自律走行型配送ロボット「YUNJI GOGO(以下、GOGO)」の日本国内向けサービスの提供を開始する。
GOGOは、例えば、複合施設内におけるデリバリーサービスの提供、ホテルでの客室へのアメニティや食事の配送、病院での病床エリアへの検体や医薬品の配送などに活用することができる。扉のロック機能の搭載により、利用客のもとにGOGOが到着するまで、配送物へのいたずらやごみの付着を防ぐことができ、安全・安心な配送を提供する。
NECネッツエスアイは、これまでに各種ロボットの取り扱いを通じて培ったノウハウや知見をもとに、GOGOの設置環境調査や走行ルート設計、セットアップ、操作教育など、導入からサポートまでワンストップで対応することで、顧客の負担を最小化する。さらに今後は、マルチロボット管理プラットフォームとAIなどのデジタル技術との連携を強化し、高付加価値化を実現するとした。
今後NECネッツエスアイは、同サービスを含むロボティクス事業関連で、2024年度に売上高20億円を目指すとしている。
なお、GOGOの利用価格は月額16万円(税抜)~で、建物設備との連携設定やカスタマイズ等の費用は別途必要だ。また、利用の際は3年契約(機器レンタル・導入作業・電話受付・オンサイト保守含む)となる。
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