セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)は、製造業に加え、ライフサイエンス分野や製薬業界での活用を見据えた人協働ロボットを開発したと発表した。
この人協働ロボットのロボットアームは、可搬重量6kg、アーム長900mm、本体重量17kgで、軽量・省スペース設計を実現している。
これにより、移設や再配置が容易なほか、限られたスペースや運用環境の変化に対して柔軟に導入ができるため、実験室での搬送用途や、生産ラインへの組み込みにも適している。
また、無人搬送車(AGV)や自律走行ロボット(AMR)への搭載を想定し、コントローラもサイズW440×D205×H135mm、重量約6kgと小型・軽量化されている。
これは、モバイルロボットへの搭載や限られたスペースでの設置にも適しており、移動型ロボットによる柔軟な自動化システム構築を可能にする。
電源はAC100V〜230VおよびDC48Vの電圧に対応、防塵・防滴性能はISO 14644-1 Class 5準拠のクリーン搬送能力とIP54準拠を標準装備している。
さらに、ネジ穴や鋭角なエッジを極力排除した外装設計により、埃や汚れの付着を防ぐ仕様となっている。
今後は、2025年内を目途に日本および欧州での販売を開始し、対象地域を順次拡大予定とのことだ。
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