ロボットビジネスを専門に行うロボットスタート株式会社が国内コミュニケーションロボット業界の業界マップ(カオスマップ)の最新版を作成した。
今回の変更点
- ロボットの分類を細分化し、海外を中心に話題となっているAI音声アシスタント/スマートスピーカーの項目を追加。
- コミュニケーションロボット用のシナリオを作成している会社や要素技術の項目を一部追加。
- 掲載数は480から650へと増加。
ロボットスタートの調査所感
- 前回バージョンの発表(2016年10月31日)から半年が経過し、特にスマートスピーカーが数多く発表されていることを改めて実感した。
- ロボット向けのアプリケーションを作る開発会社が、前回調査時の202社から241社へと堅調に増加していることがわかった。
- 各社が提供していた要素技術をロボット向けにカスタマイズして提供する会社が増えていることがわかった。
業界マップについて
分類について
今回はロボットのハードウェアを細分化し、話題のAI Voice Assistant/Smart Speakerなどの項目を追加。項目は以下の通り。
Design(デザイン)、Voice Recognition(音声認識)、Voice Synthesis(音声合成)、Facial Recognition(顔認識)、Microphone(マイク)、Machine Learning(機械学習)、Cloud Service(クラウドサービス)、Conversation Engine(対話エンジン)、Transration Engine(翻訳エンジン)、OS/Middleware(OS/ミドルウェア)、SDK(ソフトウェア開発キット)、Application Developer(アプリ開発者)、CMS(コンテンツ管理システム)、Application Market(アプリマーケット)、Service(サービス)、Consulting(コンサルティング)、Distributer(販売代理店)、Group(グループ)、LAB(研究所)、Shop(ショップ)、Rental(レンタル)、Research(調査)、Event(イベント)、Media(メディア)、Space(スペース)、Costume(衣装)、Education(教育)、Manufacturing(製造)、Fund(ファンド)、Projector(プロジェクター)、Servomotor(サーボモーター)、Amusement(娯楽)、Performer(パフォーマー)、Contest(コンテスト)、Voice Watermark(音声透かしエンジン)、Sensor(センサー)、Emotion Engine(感情エンジン)、Mass Production(量産)、Scenario(シナリオ)、Semiconductor(半導体)
Communication Robots(Biped/Wheeled/Desktop/Humanoid/Android、コミュニケーションロボット)、 AI Voice Assistant/Smart Speaker(AI音声アシスタント/スマートスピーカー)、Home Functional Robots(家庭用機能的ロボット)、Tele-Communication Robots(遠隔コミュニケーションロボット)Pet Robots(ペットロボット)、Tutorial Robots(教育用ロボット)、Hobby/Entertainment Robots(ホビー/エンタメロボット)
※国内の会社・サービスがメインの対象となるが、ハードウェアなど一部海外の会社も国内での利用見込みが大きいものについては対象としている。また、コミュニケーション機能を持ちながらも、一般消費者向けに製造されていない一部のロボットについては、今回は対象外となっている。
対象としたコミュニケーションロボットの定義
産業用ロボット以外のサービスロボットの中から、会話や触れ合いによって人とコミュニケーションを取ることができるロボットをコミュニケーションロボットと定義し調査が行われた。
今後の予定
今後半年を目安に定期的に見直し、追加・修正を行い公開していく予定だという。
マップのダウンロード
フルサイズのPDFファイルがこちらのロボットライブラリからダウンロード可能。
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【関連リンク】
・ロボットスタート(robot start)
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