シーメンス株式会社は、日本の製造業の工場(以下、OT)セキュリティに関する課題に対応するために、株式会社AGEST、株式会社アイデン、株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(以下、NVC)、Nozomi Networksの4社と協業し、日本国内にDX工場ネットワークというサイバーセキュリティのモデルラインを構築、実証ラインにおける提供を開始した。
今回発表された協業により、シーメンスと4社の技術、運用、サービスを統合することで、工場に対するセキュリティリスクを継続的に監視するとともに、セキュアなリモートアクセスおよび社内設備のアセット管理から制御通信プロトコル監視までを行う。
シーメンスは、産業用ネットワーク機器「Scalance」を提供する。
工場(OT)で求められるサイバーセキュリティは、ITで使われている技術や知見を活用するが、可用性が第一優先という特性がある。
そこで、設備ネットワークをセル化した上でセキュリティレベルを決定し、そのレベルに準じた対策を行うセルコンセプトを採用。セルの多層化によりセキュリティインシデントが生産に及ぼす影響を低減し、Zero Trustを考慮したセキュリティにも対応する。
アイデンはDXセキュリティ制御盤の設計製作を担い、NVCは工場(OT)セキュリティ対策製品「Nozomi Networks Guardian」を国内販売代理店として提供する。
また、AGESTと連携してサイバーセキュリティ対策で重要となる、工場(OT)セキュリティのインシデント監視・運用サービス(Managed Security Service:MSS)を提供する。
この取り組みは、今後さらに多くの企業と協業を拡大する計画だという。
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