NXP、セキュアな産業用機器やIoT機器の認証を簡素化する「EdgeLock A30」を発表

NXP Semiconductorsは、コンピュータセキュリティのための国際規格であるコモンクライテリア「EAL6+」認証のセキュア・オーセンティケータ「EdgeLock A30」を発表した。

「EdgeLock A30」は、メーカが機器やアクセサリに安全な認証ソリューションを提供できる製品だ。

認証情報をセキュアに保存するために最大16KBのメモリを搭載しており、追加の認証情報も格納できる。

コモンクライテリア「EAL 6+ AVA_VAN.5」認証も取得しており、対称暗号と非対称暗号に対応している。

さらに、公開鍵基盤(PKI)を介してシンプルに鍵の管理とプロビジョニングを行うことができるため、デプロイメントが容易だ。

また、セキュリティ、保護、持続可能性に関する新しい規制要件や今後予定されている規制要件にも準拠している。

例えば、EU電池規則2023/1542などの、電池の持続可能性と安全性に関する新たな要件を規定した新規制や今後予定されている規制では、2027年までに製品の原材料、製造元、ライフサイクルに関する重要な情報をデジタルで記録する「デジタル製品パスポート(DPP)」の使用が義務付けられている。

「EdgeLock A30」は、このような新しい要件への対応を簡素化する。

なお、NXPが提供している標準的なMCUやMPUとの互換性があるほか、同社が提供する、証明書の配信と追加証明書の生成を行うクラウドサービス「EdgeLock 2GO」のサポートも備えている。

ユースケースとしては、ゲーム、コンピューティング、スマート・ホーム、エネルギー管理、産業、ヘルスケアなどが挙げられている。

NXPのNFC IoTセキュリティ担当シニア・ダイレクタであるAlasdair Ross氏は、「セキュア認証はブランド保護、消費者の安全、製品のトレーサビリティの確保、信頼の獲得、機器の物理的な損傷の防止に役立つ。EdgeLock A30は米粒よりも小さいため、非常に小さな機器にもフィットする。

さまざまな認証ユースケースをサポートしているため、機器間、クラウド・機器間、偽造防止、機器IDの格納や保護など、単一のソリューションでさまざまな機器やアクセサリを対象として容易に開発することができる」と述べている。

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