ウイングアーク1st株式会社(以下、ウイングアーク)は、企業間取引における電子文書の信頼性担保を目的とした、デジタルトラストサービス「Trustee(トラスティ)」の提供を、2025年8月26日より開始した。
昨今、生成AI技術の進化により、企業間取引や政府機関間での電子文書(請求書、契約書、国税関連文書、知的関連文書など)の偽造・改ざんが容易になっている。
ウイングアークが実施した電子文書やデータのセキュリティ調査では、23.6%が「重要書類のAIによる改ざんに気づけない可能性があること」を懸念しているという結果が出ているのだという。
そこで今回、タイムスタンプを付与することで改ざんリスクをより低減させる「Trustee タイムスタンプ」を開発した形だ。

「Trustee タイムスタンプ」は、独自のPDF解析技術やシンプルな設計を実現し、秒間1,000文書を超える処理を行うことができるサービスだ。
また、サーバに不正侵入されたとしても、不正なタイムスタンプ発行が不可能な仕組みを構築している。
価格は1スタンプあたり税抜5円で、利用量に応じてボリュームディスカウントが適応される。
なお、同サービスは、2025年8月8日に総務省による認定を取得しているとのことだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。