近畿大学情報学部は、学部棟に導入した「見守りセンシングシステム」を活用し、学生生活をサポートするAI技術の開発に取り組むことを発表した。なお、このシステムの設計・設置には、公共空間のモニタリングシステムを開発・販売している株式会社バカンの協力を得て導入している。
情報学部棟に導入された見守りセンシングシステムは、振りカメラ25台、魚眼カメラ10台、サーマルカメラ2台から構成され、これらのカメラを、エントランス、オンデマンドサロン、esports Arena、i-COREといった情報学部の施設と、学生が日常的に研究を行う壁なし研究エリアに設置。混雑緩和や導線把握を行う。
左上:i-CORE(アイコア) 右上:オンデマンドサロン 左下:壁なし研究エリア 右下:esports Arena(イースポーツアリーナ)
今後、このシステムを用いて、情報学部情報学科(コンピュータビジョン研究室)准教授 波部斉が中心となり、AI技術を用いた行動認識と、それをもとにした情報提供システムの開発を行うとしている。
これにより、学生が自由に利用する場所での混雑状況の自動把握や混雑回避の誘導、人物の動きによってコンテンツが動的に変化するインタラクティブなメディアアートなどに活用していく予定だ。
また、情報学部のゼミや卒業研究においても、このシステムを用いたAIの基礎技術の研究開発やアプリ開発を行う。その際には、バカンと協力し、社会で稼働するシステムを構築するノウハウについて学生が学べる機会を提供するのだという。
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