エイターリンク株式会社は、空間伝送型ワイヤレス給電ソリューション「AirPlug」の一般販売を、2024年4月1日より開始する。
「AirPlug」は、人の居住環境にワイヤレス給電空間を創るワイヤレス給電ソリューションだ。システム構成は、データオーガナイザである「Sumit」により、IoTセンシングデータ「AirPlug Sense」が送電機を通じて集約し、ゲートウェイを通じてのビル管理システムに連携する。

最大17m以上の給電距離と、移動体に対する低い角度依存性を持つ送受電技術により、デジタルツイン環境の構築が可能となる。
配線不要でオフィス内に複数のセンサを配置することが可能で、人の近くの環境情報を基にビルシステムを統合制御することができるため、特にビルマネジメント領域での活用が期待されている。「AirPlug」を活用することで、空調コストを約26%削減することが可能だ。
製品の種類は3タイプで、「AirPlug PowerTx-C」は、システム天井や一般天井に細いスリッドをあけ、天井に埋め込んで設置するタイプの送電機だ。このモデルは、空間内の意匠を損なわず、短時間の設置工事で、高効率のワイヤレス給電空間を実現する。
「AirPlug PowerTx-D」は、照明用ダクトレールに工事不要で設置できる送電機モデルだ。既存オフィス、施設リノベーション、セットアップオフィスなど、幅広いユースケースに対応している。

「AirPlug Sense-T」は、机の上やパーティションなどに置くことで、センサ周辺の温度・湿度、センサ位置情報を感知し、空調を自動調節するタイプだ。

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