EverySense、IoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の資金調達プロジェクトをクラウドファンディング「Makuake」にて開始

EverySense Inc. (以下エブリセンス)は、8月25日よりクラウドファンディング「Makuake」にてIoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の資金調達プロジェクトを開始することを発表した。

同プロジェクトを支援すると、先行予約として特別割引価格に加え「サービス利用特典ポイント」(*注1)付きで、EveryStamp、開発キットを入手することができる。

11月9日終了日までの約2ヶ月間で資金調達の目標は2,000,000円。

クラウドファンディング掲載ページ: https://www.makuake.com/project/everysense/
(8月25日よりアクセス可能)

 

EveryStampは、米国シリコンバレーで数々の受賞歴を誇るインダストリアルデザインオフィスで設計された汎用環境センサーデバイスだ。エブリセンスは、センサーデータ収集用のリファレンスデバイスとしてEveryStampを開発した。私たちの生活や行動を取りまく様々な環境情報をWi-Fiを利用しインターネット経由で簡単かつ迅速に収集し、EverySenseサーバーにリアルタイムにデータを送信する小型センサー。

 

 

【EverySenseサービス概要とEveryStampの関係】

エブリセンスでは、4通りのデータ収集方法を想定している。

(1) センサーデバイス:各種センサー、IoTデバイス等。(デバイスベンダーはEverySense対応にする必要がある)エブリセンスは、EveryStampをリファレンスとして開発。
(2) スマートフォンアプリ:エブリセンスが提供するEveryPost等から提供。
(3) 工場や農場からPCに繋がっているセンサーデータを提供。
(4) 他社のクラウドサービスを経由してデータを提供。

EverySense、IoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の資金調達プロジェクトをクラウドファンディング「Makuake」にて開始

エブリセンスは、データを持っている提供者を『ファームオーナー』と呼び、そのデータを利用したいという人を『レストランオーナー』と呼んで、両者を仲介するIoTプラットフォームサービスを提供する。

レストランオーナーが設定した条件を「レシピ」といい、ファームオーナーに「オーダー」として提供を呼びかける。EveryStampを持っているファームオーナーがデータを提供すれば、データの量と質によりEverySenseポイントが付与される。

EverySenseサービスで貯まったEverySenseポイントは、エブリセンスが提携をしているポイント交換サイト 「PointExchange」http://www.point-ex.jp/)を利用し、ギフト券や現金、他社のポイントに交換することが可能となる。また、貯まったEverySenseポイントを使ってデータ利用者となり、他の人のデータを入手することも可能となる。

EverySense、IoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の資金調達プロジェクトをクラウドファンディング「Makuake」にて開始

【開発キットとSDK】

EveryStampは任意のセンサーの追加が可能なモジュール構造となっている。今回開発エンジニア向けに用意した開発ボード*と、SDK(Software Developer’s Kit)を利用すると、オリジナルセンサーデバイスの開発と可視化のアプリケーション等の開発ができるようになる。

EveryStampのセンサーデータのみならず、オリジナルセンサーデバイスのデータを利用したいという人のリクエストを承認すれば、そのデータが流通し提供者にはEverySenseポイントが貯まる仕組みになる。

エブリセンスでは、データの持ち主が提供先や価値を自分で決められる。また個人情報はブロックし、データは抽象化されるため、提供者は安心してデータの提供ができる。また、利用者側も利用承諾を受けた抽象化データのみを入手できるので、必要以上にプライバシーや個人情報を抱え込むことなく、安心して利用できる。

EverySense、IoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の資金調達プロジェクトをクラウドファンディング「Makuake」にて開始

今後エブリセンスのサービスを通してIoTデータが取引されることで、データ提供者にも利益が生まれ、今までにないデータの流通量が増えることで新規ビジネスや新しい経済が生み出される事を期待している。

 

【今後の流れ】

現在の試験機をもとに量産化テストを行った後、パートナーである日本アンテナ(株)にて製造。出荷は2015年12月を予定。

 

【多言語Q&Aコミュニティーサイトの立ち上げ】

エブリセンスは、日本発、世界最大級のQ&Aサイトを運営する(株)オウケイウェイヴと、多言語コンタクトセンターを提供する(株)ブリックスが8月21日に発表された『クラウドファンディングサポートサービス』の第一号ユーザーとして多言語Q&Aコミュニティーの利用を開始した。
蓄積したFAQ(よくある質問と回答)が活用でき、Makuakeプロジェクト掲載中に出てくる質問も円滑に処理することが可能となる。

 

(*注1) サービス利用特典ポイントは、他のユーザーの情報を入手する際の対価(ポイント)として利用できる。1ポイント1円換算となるが、このポイントはポイント交換サイトでの価値交換はできない。

(*注2) ファームオーナーは貯まったポイントをポイント交換サイトで金券や他の提携ポイントに交換できる。また、そのポイントを使って自分がレストランオーナーとなり他の人のデータを集めることもできる。

(*注3) 開発キットを予約した方には、開発者向けワークショップに1名様無料でご招待。なお、学生は学生証を提示されると3名まで無料で参加可能。

EverySense、IoT対応汎用環境センサー「EveryStamp」の資金調達プロジェクトをクラウドファンディング「Makuake」にて開始

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