NTTビジネスソリューションズ株式会社と株式会社Spectee(以下、スペクティ)は連携し、災害時の情報収集・共有ができる自治体向け防災DXサービス「Spectee Pro for elgana」を、2023年4月20日から提供開始する。
既に両者は、NTTビジネスソリューションズが提供するビジネスチャット「elgana(エルガナ)」と、スペクティが提供するAI危機管理ソリューション「Spectee Pro」を連携させた実証実験を実施しており、有効性が確認できたことから、「Spectee Pro for elgana」の提供に至っている。
「Spectee Pro for elgana」は、「Spectee Pro」の地図・ダッシュボード上に、「elgana」で撮影した画像と作成した文章を投稿する仕組みを新たに構築し、合わせて「elgana」のチャット機能を用いて、クローズドな環境で情報共有ができる自治体向けサービスだ。
具体的には、「elgana」を通して投稿した現場の情報に対して、投稿者名が表示される。その投稿者名をクリックすると、「elgana」のトーク画面が立ち上がり、投稿者に対してメッセージを送ることができる。
これにより、「Spectee Pro」の画面を確認している本部職員と投稿者での双方向のやり取りが可能となる。

「Spectee Pro」で取得した危機情報を「elgana」に通知することで、危機情報の確認漏れを防ぐとともに、チャット機能を活かして、組織内で危機情報の共有をすることも可能だ。
また、「elgana」のアンケート機能を活用し、避難所の物資状況の確認等に活用することもできる。
さらに、「Spectee Pro」で提供されるSNSなどの災害情報と、災害現場で職員が「elgana」で共有した信頼性が高い情報を、合わせて地図上に表示することで、都度更新される危機情報をリアルタイムに確認することができる。
なお、民間企業には別の提供形態にて、同機能を提供実施する。
今後は、防災対策に活用できるさまざまなサービス・機能の追加を進めていくとしている。
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