四街道市と東日本電信電話株式会社千葉事業部(以下、NTT東日本)は、2023年5月10日に共同検討に関する協定を締結して以来、行政機関と事業者が対面や紙媒体で行っていた道路占用の申請手続きを「道路占用Web」を通じてオンライン化することを目指す実証を進めてきた。
この実証において、NTT東日本が提供する「道路占用Web」を活用し、行政機関の申請窓口業務における非対面化を図った。
その結果、従来の申請受付における時間的な制約や申請書類の記載不備などにより、事業者が複数回にわたって来庁する必要性が解消したほか、ペーパレス化及び申請許可情報の一元管理と進捗の見える化などにつながり、その効果を確認することができたのだという。
この結果を受け、四街道市は、「道路占用Web」を活用した道路占用申請手続きにおけるオンライン運用を、2024年4月1日から本格的に開始することを発表した。
「道路占用Web」は、申請から許可書発行までの一連の手続きをオンライン化し、効率化とコスト削減を図るものだ。
具体的な導入メリットとしては、窓口申請手続きにおける時間制約の解消、職員の常駐緩和、申請手続きのための訪問・郵送稼働とコストの削減、申請内容のヒューマンエラー抑止、既申請情報の確認稼働の削減、進捗確認・報告稼働の削減、申請書類の保管稼働とコストの削減などが挙げられている。
今後四街道市とNTT東日本は、「道路占用Web」の運用・利用を他の行政機関や電気・ガス・水道などのインフラ事業者にも推奨していく計画だ。
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