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明治大学・群馬大学・JPRの「ホワイト物流を実現する業界横断型共同輸送マッチングサービス」、NEDO助成事業に採択

昨今、「物流危機」が叫ばれ、運送業に関わる年代別就業者構成比の7割以上は40~60代が占めている(※1)。全産業と比較すると労働時間は2割長いが、年間所得額は1割少ないという実態(※2)を抱えており、トラックドライバー不足は社会的課題となっている。

一方で、トラックの積載効率は40%という結果(※3)も出ている。この低い積載率の要因の1つは、長距離輸送での空車回送にある。政府の物流や物流行政の指針を示した総合物流施策大綱(2017~2020年度)でも、連携・協働による物流効率化が目標に掲げられ、個別最適化から全体最適化へ、競争から共創へのシフトが強く求められている。

そこで、日本パレットレンタル株式会社(以下、JPR)と国立大学法人群馬大学および学校法人明治大学は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した助成事業「Connected Industries推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」で、「ホワイト物流を実現する業界横断型共同輸送マッチングサービス」を提案し採択された。助成期間は2022年2月28日までだ。

JPRは、異業種企業による共同幹線輸送などの取り組みを支援してきたが、このような取り組みを個別の事例だけでなく、よりシステマティックに物流業界全体に展開していく仕組み作りが重要であると考えている。

採択事業では、JPRの物流のノウハウに加えて、AI技術を活用し、連携・協働するメリットが高い企業同士を抽出してより高効率な物流網を提案する「共同輸送マッチングシステム」を開発する。同システムを基盤として、多くのマッチングを成功させ、トラック輸送の効率化に貢献する。

また、物流のグローバル化が進む中、今後、海外でも共同輸送におけるマッチングのニーズも高まると考え、日本国内にとらわれない共同輸送マッチングにより、グローバルな物流の効率化への貢献を目指すとした。

※1 公益社団法人 全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業 現状と課題2018」より
※2 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より
※3 国土交通省「物流と取り巻く現状について」より

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