物流施設を利用する3PL企業や物流事業者にとって、閑散期における余剰スペースの転貸先確保や、繁忙期に短期で賃借できるスペースの確保が課題の一つとなっている。しかしながら、効率性の高い先進的物流施設は、千坪・年単位で賃貸借されることが多く、余剰スペースの転貸や短期の賃貸借については、メーカーや3PL企業同士の情報交換に頼らざるを得ないケースが多く、業界の共通課題となっているのが現状だ。
そのような中、物流ベンチャーの株式会社soucoは、物流施設や倉庫の空きスペースを抱える企業と、スペースを必要とする企業の情報を集約したマッチングプラットフォーム「souco」を展開している。このプラットフォームを応用して、マルチテナント型物流施設の入居テナント企業向けに、物流施設の空きスペースを提供したい企業と利用したい企業の情報をマッチングし、空きスペースの有効活用を可能にする「souco物流施設シェアサービス」を開発した。
そしてこのほど、三井不動産株式会社が運営する物流施設「MFLP船橋」に入居する約20のテナントに対し、4月から同サービスを開始する。同サービスは、現時点では寄託契約に対応しており、入居テナントは無料で利用できる。
さらに、MFLP船橋では棟内での空きスペースの貸し借りのみならず、同プラットフォームを経由することで、テナントが希望する場合にはsoucoに登録する1,000以上の企業とのマッチングも可能となる。例えば、飲料メーカーや小売業をはじめとする商品の物量に季節波動のある入居テナントが、閑散期の空きスペースや繁忙期の追加スペースのニーズを登録して他社に貸し出すことで、スペースの有効活用したり、他者から借りることで一時的な増床が可能となる。
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