プロロジス、東急などと東急沿線でLINEアプリを使った買い物代行サービス開始

プロロジスは1月24日、東急が運営するホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」、ウィルポート、ジャストプランニングと、LINEミニアプリで注文できる「東急ベルのおつかいサービスハイベルさん」を、東急線沿線エリアで、本運用を2月1日から開始すると発表した。

「東急ベルのおつかいサービスハイベルさん」は、食材、日用品に加え、百貨店やホテルの高級弁当、東急線沿線の名店が提供する商品を東急ベルが顧客に代わり「おつかい」をするサービス。LINEミニアプリ上で、注文時の用途やエリアから店舗を選択し、希望の商品を注文すると、店舗で商品を用意した商品を東急ベルの配送員が届ける。

サービスは、ラストワンマイル配送の新たな取り組みとして「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」と、ジャストプランニングが提供する飲食・リテール企業向けのオンライン注文プラットフォームを活用した買い物代行などの「シェアリング型配送」として開始する。

「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」は、22年2月1日からラストワンマイル配送の需要拡大に対し、ラストワンマイル拠点の整備・運営ノウハウの提供をプロロジスが行い、ウィルポートが開発・提供する共同輸配送管理システムを利用し、配送拠点は、東急の既存拠点を活用、「東急ベル」のベルキャストが配送を担う一連のサービスをパッケージ化した仕組み。

これまで、荷主の倉庫から配送拠点に届いた荷物を仕分けしラストワンマイル配送を行う「センター出荷型配送」、荷主の店舗にある荷物を東急ベルがラストワンマイル配送を行う「リアル店舗出荷型配送」の取り組みとして衣料品メーカーを始め、宅配クリーニングやドラッグストアの配送を受託している。

今回のサービスでは「東急ストア」と「東急百貨店」の食材や日用品などの商品を注文できる「東急ストアおつかいサービス」「東急百貨店おつかいサービス」（準備中）、「東急ホテルズ」と「東急百貨店」の弁当などを注文できる「東急グルメモール」、東急線沿線の名店が提供する商品の注文が可能な「東急沿線おつかいサービス」を提供する。

今後は、順次サービスを拡大する計画。また、参画企業を拡大し、生活必需品を始めとした取扱商品を増やしていくことで、顧客が自宅にいながらにして、あらゆる商品を手に入れることができるサービスを目指す。さらに、4社は今後も協業することで、物流業界全体が抱えるドライバー不足などの課題を解決し、地域での効率的な配送網の確立に取り組む。