キャセイ、PayCargoと提携し香港の貨物ターミナルに電子決済を導入

キャセイパシフィック航空日本支社(以下、キャセイ)は、貨物決済プラットフォームを提供するPayCargo社と提携し、キャセイが所有・運営する貨物ターミナル事業のブランド「キャセイカーゴ・ターミナル」において、香港の航空貨物ターミナルで企業間電子決済システムを導入した。

「キャセイカーゴ・ターミナル」ではすでに、中国本土の東莞の物流施設でAlipay(アリペイ)、WeChatPay(ウィーチャットペイ)、UnionPay(ユニオンペイ)を導入し、輸入貨物のキャッシュレス決済を実現しているが、香港においても完全キャッシュレスを目指す形だ。

今回のシステムの導入により、従来の貨物ターミナルでの現金決済のための順番待ちを避け、時間や場所を問わず決済が可能となる。

また、同ターミナルの契約航空会社においても、さらにその顧客に対して電子決済の利便性を提供できるという期待の声があがっているのだという。

さらにフォワーダーは、「キャセイカーゴ・ターミナル」と直接与信枠を設定することが可能になったほか、今回の電子決済システムにより、ターミナルがすでに導入しているeSRF(電子化貨物搬出許可書)による輸入貨物の搬出プロセスのデジタル化が完了する。

キャセイカーゴ・ターミナルの最高執行責任者(COO)であるマーク・ワッツ氏は、「PayCargo社の電子決済ソリューションを採用し、フォワーダーと契約トラック業者に選択肢と利便性を提供できた。

当ターミナルでeAWB(電子航空貨物運送状)とeSRFを導入後の新たなマイルストーンとなり、デジタル化推進におけるリーダーシップを再確認できた。香港初の完全キャッシュレスの航空貨物ターミナルになることを目指す」と述べている。

また、PayCargoのアジア・コマーシャル・ディレクター、モーガン・ロー氏は、「PayCargoが金融ワークフローを合理化し、全体的な顧客体験を向上させることが可能だと確信している。キャセイカーゴ・ターミナルと共に、スピード、信頼性、利便性に重点を置き、香港の物流分野における新たなベンチマークを創り上げていく」と述べた。

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