内田洋行ビジネスITフェア2024

パスコ、配車計画システムと佐川急便の貸し切り輸送サービスを連携

株式会社パスコは、同社が提供する配車計画システム「LogiSTAR 配車管理簿」に、佐川急便株式会社の「チャーターサービス(貸し切り輸送)」と連携する機能の提供を、2024年8月より開始する。

この連携機能により、「LogiSTAR 配車管理簿」のユーザは、自社リソースを超えるオーダ発生時への備えとして、佐川急便のサービスを使用できるようになる。

「LogiSTAR 配車管理簿」は、車両の必要台数、配送先時間指定等による待機時間の発生状況、各車両の積載率を見える化し、最適な配車計画の立案を支援するサービスだ。

しかし、運送事業者が保有車両では対応しきれない事態が生じることもあり、その場合、他の事業者に輸配送の依頼を行うという運用(以下、傭車:ようしゃ)が行われている。

2024年4月以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限規制が適用され、ドライバーの労務時間の負担は解消されることが期待されているが、一方で、繁忙期などは、前述のような傭車対応の必要性が高まるものと考えられている。

そこで今回発表された連携機能を使用することで、配車担当者は、車両手配を依頼したい荷物量や配送先などの諸条件が記載された伝票を「LogiSTAR 配車管理簿」から「チャーターサービス(貸し切り輸送)」のオーダシステムに転送できるようになった。これにより、電話などによる空車確認業務の工数削減や輸配送の安定化につながるとのことだ。

パスコ、配車計画システムと佐川急便の貸し切り輸送サービスを連携
「LogiSTAR 配車管理簿」と「チャーターサービス(貸し切り輸送)」の連携前と連携後を表した図

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