パナソニック コネクト株式会社は、同社の100%子会社であるZetesのソリューション群のうち、倉庫実行管理システム(以下、WES)「ZetesMedea(ゼテス メディア)」と、配送業務の改善に貢献するデータコラボレーションプラットフォーム「ZetesZeus(ゼテス ゼウス)」を、2025年2月より提供開始すると発表した。
「ZetesMedea」は、物流倉庫において、紙や目視の検品などでアナログ的に管理していた業務のデジタル化を実現するWESだ。
システム全体を更新することなく、既存の経営管理システム(以下、ERP)や倉庫管理システム(以下、WMS)などの管理システムの仕組みを活かし、入荷から出荷までの業務における工程の一部に導入することができるのが特徴だ。SaaSベースのため、入荷検品やピッキング作業など、作業プロセス単位でモジュール導入できる。

ライセンス費用は月額サブスクリプションでの課金体系のため、イニシャルコストを抑えて利用を開始することができる。
将来的には、人の作業の他、カメラを用いた検品作業の省人化や、自律走行搬送ロボット、ロボットアームや自動倉庫との連携に対応していくとのことだ。
一方、「ZetesZeus」は、配送業務において、ドライバーの運行実態や作業実態の可視化を可能にするデータコラボレーションプラットフォームだ。
同社が2018年から国内提供を開始している配送見える化ソリューション「ZetesChronos」の管理者画面やドライバー端末の入力情報との連携が可能で、ドライバー別、拠点別、荷物別など、様々な角度でデータ分析が可能なほか、ダッシュボード画面上で、過去の実績データとの比較も可能だ。

さらに、配送先や集荷先の到着時刻や出発時刻、作業開始時刻などをドライバー端末から自動集計することで、トラックの荷待ちや契約外の付帯作業の実態を把握することができる。これにより、配送先や委託業者、荷物単位でのトラブルやインシデントの集計が可能だ。

なお、「ZetesMedea」「ZetesZeus」は、2025年1月22日~24日に東京ビッグサイトで開催予定の「第4回 スマート物流 EXPO」に出展される予定だ。
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