太平洋工業が温度ロガー「e-WAVES」のBLEタイプを販売開始、車両の位置情報管理サービスDoCoMAPとも連携

太平洋工業株式会社と株式会社ドコマップジャパンは、太平洋工業が取扱う温度ロガー「e-WAVES(イーウェーブス)」に追加したBluetoothタイプの新端末「e-WAVES BLEタイプ」に、ドコマップジャパンの車両位置情報管理サービス「DoCoMAP(ドコマップ)」との連携を同年4月より開始すると発表した。

「e-WAVES BLEタイプ」は、設置した場所の温湿度を監視できる、2025年1月20日より提供が開始されたロガーだ。計測データはアプリやクラウドに表示され、トラック庫内や保管設備の中からでも対象のスマートフォンへ電波を送信することができるため、輸送や保冷設備の温度管理にも活用することができる。

一方「DoCoMAP」は、GoogleMapsをプラットフォームに、車両に取り付けたGPS端末から発信された位置情報をリアルタイムに表示・管理する動態管理サービスだ。運行状況をスマートフォンで記録するDoCoMAP専用のアプリケーション「docomapPLUS(ドコマッププラス)」も提供しており、「DoCoMAP」の位置情報と連動した運行状況をクラウドで管理することで、運行日報作成や労務管理が可能だ。

今回の連携では、太平洋工業の温度ロガーで取得できる温湿度データを、「docomapPLUS」と Bluetooth 連携することで、車両の位置情報と庫内の温湿度データをリアルタイムに「DoCoMAP」上でモニタリングすることが可能になった。

アプリを活用することで、車両の位置や温湿度情報に加え、ドライバーの作業状況の記録も可能で、運行終了時には温湿度情報が記録される運行日報や荷主へ提出する温度管理表を自動で作成することも可能になる。

なお、今回の販売・連携は、物流分野における品質管理、特に温度管理のニーズ増加に応えるべく、太平洋工業の声かけにより開始された取り組みとのことだ。

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