ウイングアーク1st株式会社は、同社が提供するクラウド配車業務プラットフォーム 「IKZO Online」が、未契約の協力運送会社のドライバーにも利用できるよう機能強化をはかり、2025年6月11日より提供を開始すると発表した。
「IKZO Online」は、荷主・運送会社・ドライバーのデータを連携させるクラウド配車業務プラットフォームだ。企業間の物流取引に関わる案件管理・配車業務・運行管理・運賃調整・請求支払といった業務をデジタル化する。
今回の機能強化により、「IKZO Online」未契約の協力運送会社でも、 認証情報を用いて個別に発行されたIDとパスワードを入力し、協力運送会社専用サイトよりアクセスすることで、案件情報、運送申込書、作業依頼書などをダウンロードでき、運送引受の回答、車番連絡の入力・変更、請負階層の入力が可能となる。

また、未契約の協力運送会社のドライバーは、作業報告書に表示されるQRコードから「IKZO Online」の「ドライバー報告ページ」にアクセスし、スマートフォンのWebブラウザから運送情報を閲覧できるほか、荷待ち・荷役作業等の実績報告が可能だ。
これにより、元請や1次請け、2次請け以降の多段階の企業がデータでつながり、多重下請構造を貫く企業間のデータ連携ができるようになる。

荷主は、協力運送会社のドライバーの荷待ち・荷役等時間などの作業状況までを管理することが可能となる。
また、「IKZO Online」から発注すると、新物流2法で求められる多段階の運送契約の書面化や実運送体制管理簿の作成(請負階層の自動表示)に加え、物流現場での荷待ちや荷役等時間の管理から、実績を基にした請求までを一元化することができる。
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