コネクシオと戸田建設、CO₂見える化システム「CO₂MPAS」をリニューアル

コネクシオ株式会社と戸田建設株式会社は共同で、建物からのCO₂排出量を見える化し、建物のカーボンニュートラル化を支援する「CO₂MPAS(シイオオツー エムパス)」をリニューアル開発した。

「CO₂MPAS」は、建物に取り付けたセンサ等で計測した電力量やガス消費量、太陽光発電量といったエネルギー情報を、IoTゲートウェイ経由でクラウドに蓄積する。蓄積したデータはサイネージと分析のそれぞれの機能で利用する。

コネクシオと戸田建設、CO₂見える化システム「CO₂MPAS」をリニューアル
「CO₂MPAS」のシステム構成図

リニューアル前は、エネルギーデータを建物ごとのローカルデバイスに蓄積していたが、リニューアルしたシステムでは、データをクラウドに蓄積することで、効率的にサイネージによる省エネ啓蒙画面の提供やエネルギーマネジメントを行うことが可能になった。

サイネージ機能では、エネルギー供給会社ごとの排出係数を用いて、CO₂量に換算した排出実績値を、年月日のグラフで表現する。

コネクシオと戸田建設、CO₂見える化システム「CO₂MPAS」をリニューアル
左上:年画面 右上:月画面 左下:日画面 右下:省エネ啓蒙画面(例)

また、蓄積したデータから、各月排出量の割合を把握することで、建物の特性に応じた予測値を算出する。

これらの実績値・予測値と、年度の初めに定めた目標値から、省エネに対する判定を行うことも可能だ。

グラフ以外にも定期的に更新する省エネ意識を喚起させる啓蒙画面があり、これらをローテーション表示することができる。(上図左下)

分析機能では、取得したエネルギーデータを延床面積や建物構造といった建物データと関連付けることができ、前年度のエネルギー分析レポートを始めとする各種グラフを自動生成することが可能だ。

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エネルギー分析レポート

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