どのようなアクセサリーとも一緒につけられることを目指して作られたMisfitの新商品、Misfit Ray(ミスフィットレイ)がAmazonや一部家電量販店などで、2016年5月27日より発売される。
本体はカーボンブラックもしくはローズゴールドの2種類。バンドは、ブラックスポーツタイプ税込13,824円と、ファッション性の高いレザーバンドタイプ(ブラック&グレー)税込17,064円がある。
Rayは、3軸加速度センサーが入っており、50M防水仕様、充電せず最大約6ヶ月持つ。IoTNEWSではレザータイプの製品を発売前に4日ほど使用してみたが、腕時計をしている人には使いやすい形状になったと感じた。
Ray本体自体は防水であるが、レザーバンドは防水ではないためお風呂時には外す必要がある。つけっぱなしにしたい人は防水タイプのスポーツバンドがいいだろう。
先日のプレス発表会では、Rayをタップするとスマホカメラのシャッターボタンにもなるリモコン機能のデモンストレーションが行われた。
なかなかセルフィーで全身を撮るのは難しいが、スマホをドレッサーに置いた状態で下記写真のように離れて、Rayを3回タップすれば全身を自撮りすることができる。インスタグラムなどで全身コーディネートをアップすることが好きな人には使える機能だろう。
なお、リモコン機能操作の場合は、Misfitアプリとは別にMisfit Linkという別のアプリをインストールし設定する必要がある。MisfitアプリとMisfit Linkは同一アカウントの利用ができる。
さらに、なくした電話を見つけたり、厄介な状況から抜け出す「電話を鳴らす」機能についてもデモがあった。
仕事が忙しい時に、社内で話が長いということで有名な女性につかまってしまったため、腕につけたRayを3回タップしあたかも電話が鳴ったような状態を自分で作りだし、女性に嫌われることなく厄介な状況から切り抜けていた。忙しいビジネスマンには使える機能かもしれない。
今回のプレス発表では、Fossil Group, Inc. Connected Devices, President and CTO Sonny Vu (サニー・ヴー)が、RAYの開発秘話を話した。
「時計と一緒につけることができる製品を作りたい」という想いから開発をスタートし、様々なテクスチャーを試したが、大切にしたのは温かみを感じさせるテクスチャーだという。
肌になじむスタイルに落ち着いた後、実際のデザインに落とし込みをし最終的に16つのデザインに絞った後、今回のデザインにたどり着いたそうだ。
アプリについては、これまでのものを利用することができ、選べるデバイスにRAYが追加された形だ。測定内容はこれまでと変わらず、歩数、消費カロリー、距離、睡眠の質と時間で、自分の活動量や睡眠がグラフでわかりやすく表示され、ポイント化される。
Misfitを日本で取り扱うFossil Japan Inc. 代表取締役社長 木村信也氏は、「Misfitが持っている技術力、開発力をフォッシルグループの他のブランドに展開していきたい」と述べた。
【関連リンク】
・Misfit Ray
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