MRO Japan株式会社は、株式会社ブロードバンドタワー、株式会社ヘリックス、テクノホライゾン株式会社、沖縄セルラー電話株式会社の協力のもと、航空機の整備現場に360台のウェアラブルカメラと5Gを導入したことを発表した。
今回MRO Japanは、整備士がウェアラブルカメラで撮影した作業映像を、5G通信ネットワークを通じてアップロードし、クラウドシステムで2年間分保存。その映像を活用することで航空機の整備品質を向上する業務体制を構築した。
これにより、航空機の整備の際、万一の作業不具合発生時には、当該作業時の記録映像を参照可能とすることで、原因の早期特定と再発防止策の策定、対応が可能となった。
また、万一工具を紛失したことが分かった場合は、作業時の記録映像を活用することで、紛失した工具を早期に発見することが可能になった。
ウェアラブルカメラを導入するにあたっては、整備作業映像を録画し、2年間分アーカイブするクラウドサービスをブロードバンドタワーとヘリックスが提供し、ウェアラブルカメラのデバイスをテクノホライゾンが提供。5G環境の構築と、通信サービスは沖縄セルラーが提供した。
今後MRO Japanは、過去の整備作業映像を用いた教育訓練資料(技術の伝承)や、ライブ配信される遠隔地作業での作業支援(整備現場と本部との連携)、労働安全衛生活動のKY活動や労働災害の対策にも活用していくとしている。
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