アビームコンサルティング株式会社と、HEALTHREE Pte. Ltd.は、アビームコンサルティングの従業員を対象に、ブロックチェーン技術を活用したweb3ヘルスケアアプリ「HEAL-Ⅲ」を導入し、運動習慣改善の有効性について検証する実証実験を2023年8月上旬より開始する。
アビームコンサルティングは、ウェルビーイング経営の一環として、従業員一人ひとりのコンディションとパフォーマンスを収集・可視化する専用Webアプリケーション「Business Athlete Conditioning Level(以下、BACL)」を活用している。
今回発表された実証実験では、BACLの運動習慣スコアが基準値を下回る従業員100名を対象に、「HEAL-Ⅲ」を提供する。
「HEAL-Ⅲ」は、Game-Fi要素を兼ね備えたweb3ヘルスケアアプリだ。ユーザはアバターを選択でき、NFTのClothesを購入することができる。

そして、健康に関するアクティビティ(Move:歩くor走る、Sleep:良質かつ十分な睡眠、Eat:食事管理)を実施することで、独自トークン「$UHTトークン」を獲得することができる。
独自トークンの運用方法は、保有しているNFTを強化したり、ストア機能でギフト券などに交換できたりすることができる。
また、保有NFTの強化に加え、ユーザ協力型ミッションなども開催されており、ユーザ同士の交流や成果のシェアを通したコミュニティが形成されている。
2022年6月にβ版をローンチし、2023年4月にOpen-αをリリースしている。
今回の実証実験では、対象の従業員がアプリ上で、アビームコンサルティング従業員向けの限定ミッションを含むさまざまな運動アクティビティに参加することで、リワードとしてトークンを受け取ることができる。
また、社内ツールと「HEAL-Ⅲ」が連携することで、利用者同士の交流が可能となり、健康向上へのモチベーション維持を支える。
今後アビームコンサルティングは、従業員を対象とした実証実験の有用性を確認したのち、企業向けのソリューションとして提供することを目指しているのだという。
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