アルシスデータ、web3.0を用いた画像データ共有プラットフォーム開発プロジェクト「ノードX」クラウドファンディングを開始

近年、自動運転で使うカメラはもちろん、 iPhoneのカメラに3台のレンズ・センサーが搭載されるなど、カメラ(センサー)の個数は飛躍的に増加している。まもなく、世界中に1兆個のセンサーが動く「トリリオン・センサー(Trillion Sensors)」時代が到来されると予測されており、その市場規模は約3兆円と、今後も拡大が続く見込みだという。

さらに、カメラ(センサー)の増加=データ量の増加も爆発的で、米国IDCの調べでは、2025年に175兆ギガバイトというデータ量が処理されることが予測されている。

カメラの需要の増加と同時に、撮影した画像を綺麗にする技術(デコンボリューションや超解像)や、大量に撮影された写真・画像データを安全に保管するニーズも年々高まっている。既存のクラウドストレージサービスを利用すると、簡単かつスピーディーに保存することができる。しかし、扱うデータ量が膨大である場合、機密情報を多く含む場合には、保存容量(ストレージサイズ)が不足するほか、コストやセキュリティ面などに不安が生じてしまう。
アルシスデータ、web3.0を用いた画像データ共有プラットフォーム開発プロジェクト「ノードX」クラウドファンディングを開始
アルシスデータ株式会社は、web3.0画像データ共有プラットフォームの提供を目指し、画像共有ストレージ開発プロジェクト「ノードX」のクラウドファンディングを2023年7月24日〜2023年8月31日の期間、実施すると発表した。

ノードXは、web3.0の秘密分散技術と画像鮮鋭化技術をMIXした、非中央集権・画像共有ストレージの開発プロジェクトである。同プロジェクトにより、個人や企業ユーザーが撮影した画像データをweb3.0のプラットフォーム上に保管する機能の開発と、データを保管する際に元画像をより綺麗にする「鮮鋭化(デュアルレゾリューション=デコンボリューション+超解像)」機能の実装を行い、クラウドファンディングを通して初期ユーザーを募集し、利用者の増加を目指す。
アルシスデータ、web3.0を用いた画像データ共有プラットフォーム開発プロジェクト「ノードX」クラウドファンディングを開始
また、同プロジェクトではプラットフォームの(任意の)ユーザー同士で画像を共有可能なほか、アップロードした画像の持ち主を証明することができるという。

今回起用したweb3.0の秘密分散技術は、特定の事業者にデータを預けるのではなく、世界中に分散したコンピューター1台1台にデータを保存することができる。仮に、全世界のパソコンを秘密分散技術に接続することができれば、特定の事業者に依存せず、即座に大量のデータを扱うことができる。
アルシスデータ、web3.0を用いた画像データ共有プラットフォーム開発プロジェクト「ノードX」クラウドファンディングを開始
同プラットフォームの技術実証は完了しているが、まだ製品として提供できるレベルにはないため、支援を受けることでさらなるアップデートを行う。クラウドファンディングの目標金額は100万円で、資金はプラットフォームの開発やサービス維持費等に充てられる。出資のリターン内容は、秘密分散ストレージの利用及びデコンボリューション技術による画像鮮鋭化サービスの利用(1年間)や、現役エンジニアによるハンズオンでのweb3.0勉強会の参加などとしている。

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